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iPhoneユーザーがAndroidを使うと…

繰り返すがiPhone4は良い端末だ。4Sは更にイイ。5はもっと良いだろう。
自分もiPhone4も2年使ってきたが6月のブルベでちょっと水没させたりして賞味期限が切れてしまった。
脱ソフトバンク回線という事情などからAndroid機を使うことになった。
快適に使うための備忘録。

自分はインターネットはデスクトップ(Mac)メイン、外出するときは携帯とタブレット。
モバイルデバイスはあくまでもサブなのでアプリケーションはそれなりに入れるが盛り盛りな人ではないので念のため。

Androidなんて…と当初は思っていたがGoogleさんの開発力とその成果は素晴らしいものがあると思う。
MacユーザーでAppleファンだけど。

国産Androidなら不要かもしれないが2011年に台湾で買ったSamsung S5660というかなりしょぼいモデルからスタートしたのでそれを例に書きます。不要な部分は読み飛ばして下さい。

では行ってみよう……

1)必ずしも root を取る必要は無い。内部メモリが512MB以下のモデルなら必要。
  少ない内部メモリをカバーするのにmicroSDにextパーティションを切ってLink2SDを使いアプリをそこに移動したりするには root を取らないとできない。その快適さに調子に乗ってプリインストアプリを削除したりして何らかの不具合が出たときのためにTitanium Backupを併用するのがお勧め。有料版を使う必要は無い。

2)内部メモリが1GBあれば普通の大人なら上記のLink2SDやTitanium Backup は不要だろう。
  用も無いのに余計なものは入れない方が良い。
  事実自分も一部のシステムアプリを削除したり、凍結したりして不具合を生じさせてファームウェア入れ直しを経験した。

S5660は内部ストレージ181MB。WEBブラウザのキャッシュもここを使うのでちょっとまともに使おうと思うと容量が少なすぎる。class10 microSD 4GB のウチ2GBにext2パーティションを作りカバーしている。
現時点で132MB+266MB、約400MBが後入れアプリ容量(入れたアプリは後述)。

☆ 端末の Google Playアプリ(旧Googleマーケット)から Chrome to Phone をインストールしてGoogleアカウント設定しておきます。デスクトップ機のChromeブラウザには Google Chrome to Phone 拡張機能 をインストールしておきます。
Android OSが4.0以上なら端末にChromeブラウザを入れてGoogleアカウントでログイン、デスクトップのChromeブラウザに Chrome to Mobile 拡張機能 を入れておきます。
この操作で端末がGoogleアカウントに紐付けされてアプリのインストール(更新や削除も)をデスクトップ機のChromeブラウザでGoople Playのマイアプリからできるようになります(上記の画面)。小さい画面上でちまちました操作から解放されます。

しかも、デスクトップChromeのURLを端末にリアルタイムで送信して端末側で該当するアプリが自動で開く…が可能になります。Google Mapsを送信すると同じ地図(目的地)が表示された状態で端末のマップが開きます。出かける前に携帯に目的地やPOIを登録するには便利でしょう。電話番号を送信すればその番号に電話を掛ける状態になります。慣れると普通になりますが最初は感動モノです。

次のアプリを入れます
3)more local2 設定(Settings)Locale and textに日本語(Japanese)を追加、メニューやアイコンが日本語化されます。

4)Fontomizer 起動してJapanese からモトヤフォントをダウンロード。SDカードのdownloadフォルダに保存されたモトヤフォントをインストールすると見やすい日本語フォントになります。 Android OS 4.1以上ならデフォルトの日本語フォントがモトヤフォントらしいので改めて入れる必要ないでしょう(たぶん)。Fontmizerはフォントのダウンロードが済めば削除しても良いです。

5)AMCT 通信専用SIMを入れると通話用電波を拾えず端末が高出力で電波を探しに行き電池の消費量が増えるという現象が起きる場合があります(セルスタンバイ)。システムを弄って根本から解消させる方法もありますが、海外で使う場合もあるのでそれはしたくない。AMCTはFlightモードをコントロールしてセルスタンバイによる電池消耗を抑制してくれるアプリです。しばらく使ってみてなかなか有効です。ちょっとクセがあるのでWiFi環境での使用から外出して3Gに移るときなどOFFにしたり……使っていけば慣れます。

6)連絡先(電話帳)の移行 ブラウザで https://www.icloud.com/ を開きiCloudアカウントでログイン。コンタクトを開き、画面左下のボタンを押して「すべてを選択」「vCardを書き出す」でダウンロードしたファイルをAndroidに持っていって住所録のimport/exportから読み込んで終了。実に簡単。

2012年に発売されたモデルは内部ストレージ容量が1GB以上あると思うので、1と2は不要でしょう。
自分もSC-04D(グローバル化済み)は root 取っていません。F-11Dはプリインストアプリがうざ過ぎるようであればLink2SDを使うために root 取るかもしれません。

音楽聞く人はGoogle Musicサービスを使うと快適かもしれません。
米国在住者むけのみで日本から使うにはアクティベーション(一度のみ)が面倒ですが、その手間に見合うサービスでしょう。
Googleお得意のほぼ無限のクラウド領域に自分音楽ファイルをアップロードしてGoogleアカウントに紐づけられた端末やパソコンでいつでもどこでもストリーミングで音楽を聴こうというものです。
ググれば始め方などを書いたブログにヒットするでしょう。
自分は米国にあるVPNサービスを使い、iPod TouchでVPNを設定してブラウザ経由でアクティベーションのみ通した後、後の操作はパソコン(Mac)から音楽ファイルのアップデートを行いました。S5660だと入れたGoogle Musicではクラウドの同期ができず、別途 com.google.android.music-2.apk をネット上で探してインストールすることで無事同期できて聴くことができました。参考まで。

無数にありすぎてどれを使ってイイかわからないアプリの多さや、使い勝手が端末によって変わるスマートなさはiOS端末に比べるまでもないのですが、クラウドやユビキタス(死語?)な環境で「こんな風に使えたら便利でしょ?」的なサービスを提供しまくるGoogleの力量を感じます。

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