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プラダン輪行ボックス 追加工作

【とっ手穴とマルチキャスター用の穴】
・把手(100×40)
・マルチキャスターのベルトを通す穴(70×15)

左右に2個ずつ合計8個の穴を開けました。

【フタの補強】
フタ部分の横方向の補強をするため、写真の矢印の方向の目の板を貼り付けました。

小物類の接着は薄手の両面テープを使いました。


【マルチキャスター(Qbicle)】
今回も輪行ボックスも実使用時にはマルチキャスターと組み合わせて使うことを前提にしています。
ひとつはフタ部分の固定
もう一点はキャスターによる転がし移動
を行うためです。
数年前のサイクルショーでデモ品を購入して早くから手元にあったので当初から使っています。

たまたま輪行ボックスで使っていますが、この製品は大きい箱にキャスターを付けて移動を楽にするアイテムです。
馴染みのない人も多いかもしれないので以下写真付きで紹介しておきます。

構造はいたってシンプル。重さは1kg弱。価格は日本でASAHIのACORブランドで6000円弱のようです。
・5cm幅の長いベルクロ(バックル付き)
・脚の部分になるプラスチックの台座(キャスターの着脱ができる)
・キャスター4個
・収納袋
基本的には台座を下にして巻きつけるだけ。台座の間隔はベルクロで調整できます。

キャスターは一般的な市販品のように見えます。
台座の溝にキャスターをスライドしてはめるだけ。
奥まではめるとロックが掛かり外れません。
ロックを押して手前に内側にスライドすれば簡単に外れます。
箱を立て、あるいは横にして4個のキャスターを外すのに1分もかかりません。
空港までキャスターを付けた状態で移動し、外して収納袋に入れ、手荷物あるいは箱のなかにしまうにも時間がかからず便利です。
台座の付いたベルクロはそのままで預け荷物とします。

輪行ボックスが材料費も安上がりでできるのに比べると割高感は否めませんが、これは1セット購入しておくのがオススメです。
台湾ではQbicleという名前で売っており、ACORのマルチキャスターはOEMです。
前作では据え付け式のキャスターを取り付けましたが、なんだかんだ結構な重さになります。
箱部分は5往復も使うとそれなりに傷んでくるので(使えますが)そもそも消耗品。
マルチキャスターはあまり痛むところもなく、消耗するかと思ったキャスターも全体で20kg程度とそんなに重くないせいかあまり痛みません。

【小物いれ】
箱はできて、自転車も入れてエンドの固定も出来ました。
ホイールはスキュアーを抜きホイールバッグに入れてから入れると他のものが汚れにくい、フレームを傷つけにくく、現地についてからも使えて便利です。
あとはシートポスト付きのサドル、ヘルメット、シューズ、工具、衣類を隙間に詰めます。
衣類は緩衝材の役目も果たしますが、レジ袋に入れて放り込んでおくだけでは他のものは搬送中に中で移動したりします。
工具など硬いものはフレームにあたったりすることもあります。

フレームとホイールが入ってもよく見ると箱のなかにはまとまった空間があります。
ひと手間かけてダンボール(プラダンでも良い)を加工するなどしてその隙間にはまる形の小物いれ(収納箱)を作りましょう。
写真はシートステイと箱の隅の空間にちょうどはまるサイズ、形の収納箱です。


廃材でやっつけで作ったため見栄えは悪いですが、これを使うことで細かいものを袋に入れる手間と重さが省け、入れるだけなので梱包時間も短縮でき、物の移動もなくなり、ピッタリサイズなのでフレームが箱のなかで微動するのも防げます。
緩衝材=重量増です。
緩衝材を収納スペース化することで課題をメリットに変えられますので各自お試しいただければと思います。

ちなみに、203cm版輪行ボックスの重さはマルチキャスターを含めて約3.5kg。
両面テープを多用しても4kgは超えないはずです。
(完)

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プラダン輪行ボックス203cm 作り方(例)

まず材料と道具を準備します。図面は一つ前の記事を参照のこと。
【材料】実質、税込みで約1550円
・プラダン 4ミリ厚 2.5枚(先の記事の通販がおすすめ)
・両面テープ(今回も自分はダイソーの両面テープx3個使いました、写真は記事中に掲載)
・透明な荷造りテープ

【道具】
・カッター(よく切れる、大きめ)
・油性サインペン(線引き、マーク)
・巻き尺、定規(30cmのと長いのとあると便利)
・大きな少し厚い紙(大きいカレンダー、ポスター)ケガキに使います

プラダンと両面テープが揃えば半分終わったようなものです。

大きな材料にいちいち尺をあてて印を付け線を引くのは時間がかかり間違ったりもします。
自分は木材の端材を使うことが多いですが、写真のように古いポスターを29cm、24cm、12cm、10cmで切り出しておきます。プラダンは182cmx91cmのはずですが、完全な長方形ではなく少し歪んでいたりします。巻き尺を当てて一応チェックしておきましょう。

平らなところ、なければコンパネを敷いた上にプラダンをおき、図面の用にbody-1 body-2を切り出す線を引きます。
カッターを当てるときは、長尺の定規を当てて軽く引きます。1/3も刃が入っていれば2つ折りにして谷部分に軽くカッターの刃を当てて切り離すことができます。

次に、body-1 body-2に24cmと12cmの紙を当てて線を引きます。
「カドの補強」となる部分を切り取ります。カッターの刃は垂直に。

次は折り加工です。目に対して垂直に折る部分は定規を当て、鋭くない金属片(食器ナイフの背、大きいスプーン)で定規を当てて傷をつけていきます。傷がついていればOKなので力いっぱいやらなくても良い。
傷がついた部分を谷折りになるように力を徐々にかけて折り曲げます。
目に沿った折は定規を当てて曲げればいいだけなので特に何もしなくても良い。

【余談】
プラダン加工の工場では折り目に対して熱を加え内側の部分が接着したようになっているのを見て、真似てみようとしたのが次の写真。バーナーで金属ヘラ(ダイソー)を熱して一度折った内側に適度に差し込んで(当てて)みました。
加減が難しく、やり過ぎると切れてしまいます。うまく当てると90度を保ち内側が溶けた材料で融着しています。
道具がアレばやってみてもいいと思いますが、切れっ端を使って何度か練習してから本番でやるようにしましょう。
あくまでも余談なので普通に折るだけで十分な強度の輪行ボックスができます。

目に対して平行な折り目はこの時点で折らなくても良し。
垂直に折る部分だけしっかり折っておきます。何度も折ると弱くなるのでほどほどに。
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body-1 body-2の貼り合わせですが、自分は今回body-1がbody-2の内側に入るようにしました。
内側になるbody-1はサインペンで引いた線の気持ち内側に折り目を入れました。
ここまでできれば八割方終わったようなものです。

【側板の縦補強】
細長いカット部分を670mmまたは675mmの長さにカット。bodyの一番広い部分が横に目が走っているため上下方向に押されると弱いため、縦に走った目の板を貼り付けて補強にします。箱の内側に貼るのと、中の底板をあとで敷くので680mmに対して少し短めにしておきます。
両面テープを貼って写真のように貼り付けます(内側に貼ること)。位置は適当(自分はだいたい三分割位置にしました)。

【body貼りあわせ】
底面が上になるように材料を組み合わせてみる。
位置合わせをして違和感がなければ。両面テープで貼り合わせる。
重なる部分がほぼ同じ寸法で作ってあるので外側の材料はもう片方の角まで届きません。
両面テープはそれを考えて貼ること。


【底を仮止め】
bodyを貼りあわせたら底面を折って合わせてみる。
内側になっている方の底面が少し長いはずなの4〜5mm端を落とす。
目分量、現物合わせで適当に。
合わせてみて違和感がなければ透明な荷造りテープ等で固定する。


【カドの補強】
「カドの補強」板に両面テープを貼り、底の角部分に貼り付けます。隙間ができないように、綺麗に貼ることが補強につながります。


【底面を外側から補強する板】
写真のように貼り付けます。両面テープをどう貼るかはご自由に。
たくさん使うと無駄に重くなるのでご注意。


【底面を内側から補強する板】
まず、箱の内寸を実測します。この場合235mmでした。
予定の部材をその寸ぽうで切り出します。
両面テープで底面に貼り付けます。


【フタ top】
フタの四隅を荷造りテープで位置決め固定します。
本体にかぶせてみてうまく入るか調整・確認します。
荷造りテープは縦になるべく短く使う。


【topのふちどめ】
フタの四隅をこの材料を使って固定します。
図では100mm幅になっていますが、実測すると95mmぐらいにしたほうがはみ出なくて収まりがいいはずです。
仮固定したフタの幅を実測して、それに合わせて材料を三分割したところに線を引きます。
両面テープで貼りあわせます材料はフタの下端に面一(つらいち)になるように合わせます。
しっかり貼り合わせれば、完成です。


【ひとまず完成】
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実際に自転車を入れて移動するにはもう少し加工したほうが使い勝手がいいです。

・フタが開かないようにすること+着脱可能キャスターで移動を楽にする
⇒ ABP-21101 マルチキャスター
ほぼ必需品です。箱自体が安く作れるので割高に感じますが、現時点でこれの右に出るアイテムはないと思うので一組買っておいてください。消耗品ではないので長く使えるはずです。もちろん自分も使っています。

・プラダンの折りに関して
プラダンの加工-曲げる|プラダンシート館

・塗装(われもの注意とか、Fragileとか、Bicycle in the boxとか書きたい場合)
プラダンの塗装について プラスチック用プライマー
必読です。プライマーしないと擦れただけでどんどん落ちてしまいます。

おすすめの追加工作については次の記事に掲載します。

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プラダン輪行ボックス203cm 第2版

2014年 台湾KOMが11月15日に開催されます。 現時点で Audax SAKABAKA チームは日本から5名参加予定。 お仲間の一人が203cm制限の航空会社で移動するので製作挑戦するとのこと。 自分もいい機会なので203cm版を作って使ってみようと思います。 基本的には以前の記事内容と変わりませんが、もう少し丁寧に書いた図面(っぽいもの)を描き直してみました。補足「底面を内側から補強する板」の短編は240ミリです。 PDFファイル : box203cm_v2 box203cm_v2 プラダン2.5枚で収めました。 特に無理せず、補強板も取れるようにしたので強度的にもこれで十分だと思います。 近くにスパービバホームがありますが、通販で買ったほうが安いのでここから購入しています。 4mm厚が5枚 2625円(税込み・送料無料)。 5枚で2個作れます。 お彼岸の休み中に作り上げる予定なので、写真や製作過程などこの記事に追加で掲載します。

完成しました。集中して作れば4時間ほど、ゆっくりやっても一日仕事で出来上がります。
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出来上がりサイズは26.5cmx107.5cmx69cm(実測)=203cmとセーフです。
トップチューブ565mmのGiant DEFYはさすがにハンドルを外さないと入りませんが、以前作ったハンドルはずさないバージョンに比べて小さい。
小さい分、剛性もありなかなかしっかりカッチリしている印象です。やはり移動する荷物は小さいほうがいいですな。
プラダン2枚半を使い少し残る程度で無駄もなく良い出来です。
Qbicle(ASAHIのマルチキャスター)を使う前提ですが、安心して運べます。

実際の製作手順は写真たっぷりで次の記事に書きますので参考にしてください。

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プラダンで輪行ボックスを作ってみよう【203cm版】

(その3)でハンドルを外さない(前後輪、シートポスト、RDは外す)を作ってみようと切り出し図を描いてみたら、予想以上に大きい箱になることがわかって実践するのに躊躇しています。

平行して、別ブログに飛行機輪行のページをこしらえたので、多くはありませんが、預け荷物の大きさ制限が203cm(3辺の和)の航空会社を利用する場合の輪行ボックスの切り出し図を描いてみました〔203cm制限=JAL、キャセイパシフィック、全日空<スポーツ品扱いで203cmまでOK>など〕。

余白がそれなりにあるので、底の補強やフレーム固定するための緩衝材に利用して下さい。
自分も材料が到着したらコレは作ってみようと思います。Giant M/Lサイズのロードバイクを実測して描いたので、まぁ普通の方であれば入るサイズだと思います。
(ハンドルはクランプで外す、前後輪、シートポスト、RD、ペダルも外します)

ご自身のロードバイクを実測してサイズ変更すれば、ジャストなサイズになるでしょう。

小さくする場合、203cmより余裕ができれば、その分を幅(ここでは240mm)を大きくするとホイールを入れやすくなります。また、立てたときに安定します。

フタ、底部の固定と移動のためのキャスターは、Qbicle…(その2)で紹介しています…の使用を前提にしています。

輪行箱203cm
クリックするとPDFファイルを表示(あるいはダウンロード)します

PDFファイル:輪行箱203cm.pdf

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プラダンで輪行ボックスを作ってみよう(その2)

自転車のダンボール箱は無料で入手できて軽量なので使い捨て輪行箱として便利ですが、水を吸いやすいので一旦濡れるとどうにもなりません。旅先で改めて箱を入手したりすることを考えると軽量でしっかりした、濡れても大丈夫な箱を使った方がトラブルにならずにお薦めです。
作り方にも寄りますが、ご紹介した箱は充分丈夫だと思います。

さて、その2=改良型です。

・キャスターはQbicleという製品を使う。日本ではサイクルベースあさひブランドのOEM品が入手可。ここではQbicleと呼ぶことにします。
1セット約900g。

・フタを2つ作り、フタと底とする。

・ボディ部分の貼り合わせを両面テープではなく、ベルクロを使うことで分解可能になり、使わないときは畳んでおくことで収納スペースを小さくできる。

・プラダンシート3枚で3kg、Qbicleが900g、ベルクロと両面テープなどを入れても(その1)より軽量化できる。完成重量で約5kgと予想。

・Qbicleのベルクロ部分が当たる角の部分には補強の為にプラダンの切れ端を貼り付けるか、(その1)写真の様に角を保護するダンボールやプラスチックのL字パーツなどを貼り付けると傷みにくいです。要はベルクロで締めつけることで力の掛かる部分を補強できれば良し。

その1で書きませんでしたが、プラダンシートは筋に沿って折るのはかんたんですが、筋に垂直に曲げるのは少し大変です。文章で書くと旨く表現できませんが、
1)谷折りする部分をマジックで線を引き
2)線に沿って、先の丸い金属棒(スプーンの柄とか)で(ガリガリ)凹みを付ける
  本当は熱を加えて曲げることで強度も出るらしいが、所詮消耗品で有り永久に使えるものでも無いので一回1000円で償却するものと割り切ってしまえば、スプーンを使って曲げるので充分ではないでしょうか。仕上がりの美しさには欠けますが、強度的にも充分です。

サイズを変更するのが面倒だったので、寸法はそのままとし、フタを2つ作る切り出しは以下の通り。
輪行箱2nd
画像クリックでPDFファイルの表示(あるいはダウンロード)

PDFファイル:2nd_model

フタはAとBを使って作りますが、2つ作ることでもう一組のAとBが必要です。図には描いてませんが、bodyを切り出した残りが幅90mmで余っています。コレを2つ使い、フタ(あるいは底部)を作ります。

bodyを狭い面で貼り合わせ(両面テープ、またはベルクロ)、底部の上に乗せます。
底部は(その1)のフタのベルクロと同じように4カ所で動かない程度に留まっていればOKです。

自転車を入れ、隙間にシューズ、ヘルメット、工具等、衣類を緩衝材代わりに収納後、フタを乗せます。

最後にQbicleの太いベルクロを締めるとフタも底部も外れることはありません。
移動が終わり、空港で荷物を預ける時には、キャスターだけ外し、収納袋に入れ、箱の中に入れてしまいます。
Qbicleのベルクロはそのままです。

Qbicleを使うことで原価は上がってしまいますが、Qbicle自体はほぼ壊れるところがない。あってもキャスターぐらい。キャスターはサイズが合えばホームセンターで買えばよし。無ければキャスターだけ買っても良い。
どちらにしても長く使えるものなのと、どんな箱でもキャスター付きにできるので汎用性が高く輪行以外でも活用できるので一つあってもイイと思うお薦め品です。

箱本体の材料費は2000円ほどなのでキャスターを汎用品にすることでサイズの違うプラダン箱をバンバン作ることができます(笑)。

(その2)は実際に作っていない机上の案ですが、次回作は前後輪とシートポストは外すが、ハンドル、RD、ペダルを外さないバージョンを作ってみようかと思っています。

箱を作る上での注意点は、あまり細くすると安定が悪くなって倒れやすくなります。
また特定の辺が長いとバスやタクシーに乗らなかったりと不便なこともあります。
プラダンは加工が楽でそれなりに軽く、丈夫なので輪行箱には良い素材と言えます。
自分の自転車にあったサイズに作ることで、自転車も箱の中で暴れずに傷が付きにくい輪行ができると思います。

実践すると出てくる細かい点は、文章で伝えきれない部分もあるので、ワークショップでお伝えする機会があるかと思います。

【おまけ】
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ホイールやフォークに付いてきた写真のパーツを取っておくと輪行のパッキングには便利です。ハブの軸でプラダンが傷むのを防ぐことができます。

(その3)では実際にハンドル外さないバージョンの製作例をご紹介したいと思います。

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プラダンで輪行ボックスを作ってみよう(その1)

別サイトでご案内の「ロングライド関係のワークショップ」で飛行機輪行に話が及んだときに、プラダンで作れる輪行箱がお薦めですよ…と話したところ数名の方が興味を持たれたので、かんたんに作り方を紹介します。

(その1)は、実際に2013年4月に次男を連れて台湾にツーリングに行った際に作って使ったモデルの作り方です。

動機:dhbのバッグ(今は廃番、後継モデルが発売中だが値段が2倍になった)が後輪外さず、シートポストも抜かずに入る大きいもので便利に使っているのであるが、2人で自転車と一緒に移動となるともう一つ何とかしなければならない。箱形には興味があったが、材料の割には値段が張る。それなら自分でと、試行錯誤を兼ねて作ってみようと思った。

材料:プラダンシート4mm厚 1820x910mm(3枚)1枚は約1kg ホームセンターで800〜900円/枚
   接着剤(コニシボンドGPクリア)ベルクロをプラダンに貼るのに使います
   カーペット用(強力両面テープ)少し厚みが有り弾力のあるテープ、プラダン同士の接着用
   ベルクロ(蓋が勝手に外れないように固定するために使う、幅5cmx長さ25cmほど)
    ベルクロは裏に粘着材の付いているシールタイプがありますが、プラダンに合った粘着材で無いとベルクロに負けて剥がれることがあります。自分は粘着材無しタイプで上記の接着剤で貼り付けています。
   キャスター(4)今回は使ったが、後述する(その2)ではQbicleという製品を使う
   コンパネ(少々)キャスター固定用、底面の補強兼用(その2)では使わない
   ベニヤ(少々)底面の補強用…たまたまあったので使った(その2)では使わない

道具:カッター
   ティースプーン(柄の部分をプラダンの谷折りのクセ付けに使う、金属の先の丸いものならなんでも可)

重さ:完成状態で7kg弱

輪行箱初期型
画像をクリックするとPDFファイルを表示(あるいはダウンロード)します。

PDFファイル:1st model

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最初にお断りで恐縮ですが、この初期型は作った本人としては良い出来とほぼ満足しているのですが、これから作る人には改良の余地が有り、またお薦めしない点もあります。
実際に、自分でも完成直後から次回作るならココをこうしようという点がいくつかあります。
(その2)ではその辺りのことにも触れ、改良(案)をアップしますので、そちらを待って作られると良いと思います。

大きさは、自分の自転車を計測し、寸法を決定します。
この初期型はGIANT DEFY ADV2(サイズM/L)の後輪は付けたまま、ハンドルはクランプで外して90度回転(縦型にする)、前輪とペダルを外し、シートポストを抜いた状態で入るサイズで寸法出しをしました。

後輪を付けたままというのは経験上、便利です。ホイールを2個養生するのと1個で済むのは梱包時間短縮と気を使う点がだいぶ助かります。RDは後輪があっても無くても外した方が無難ですが、この様な箱に入れるのであれば付けたままでもOKでしょう。

キャスターは断然あった方が楽です。必須と言っても良いでしょう。今回は据え付けにしましたが、(その2)では便利な商品があるのでそちらをお薦めします。
キャスターを備え付けるためにコンパネの加工など、結構手間が掛かっています。
工作が好きな人は備え付けでも良いかもしれません。
コンパネは重いので必要部分以外を肉抜きしています。ベニヤがあったので底に敷いていますが(その2)では不要と思います。

カットすれば自ずと組み合わせ方はわかると思いますが、細長いAとBは蓋の狭い部分を外側から補強するのに使います。両面テープは適当に使いますが、それほど多用しなくても充分接着できます。その辺は作りながらお好みで加減して下さい。
C-1、C-2は取って部分に裏側から貼り付けた補強です。無くても良いかもしれません。
写真には写っていますが、底部に外側からコの字型に補強板を張り付けています。コンパネもあるのでコレも本来不要な気が今となってはしますが、その時は万全を期しておこうと思ったのでしょう。結果的に3枚ちょっと使うことになってしまいました。(その2)では3枚に収めています。あくまで案ですが。

写真は埼玉県鴻巣市から成田空港まで電車輪行+台北まで一往復したあとの状態です。傷みは確認できますが、そのまま2回目行ける状態です。少なくとも5回は使えるでしょう。材料費が5千円ほどなので充分です。

ちなみに制作時間は1日でした。ステンシルで外に文字を描くのにもう一日掛かっています。ちなみにポスカで直接描いた方が遙かに楽です。

何故かホームセンターで購入するより、5枚で2625円送料無料の通販があります。2個目を製作しようと思うのでそこから買ってみました。

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