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BRM609宇都宮400km 雨の奥久慈…

(ブルベ日記が日付順になっていませんがご容赦ください。雨天でデジカメ不携帯、iPhoneは水没気味で写真は無しです。)

概要:「那須の爆走:走行記(ジョイナス)」ブルベ
一日雨予報。かみさんに東武日光線柳生駅まで送ってもらう。朝食は電車で食べるようにセブンイレブン加須外野店 05:27。ブリトー(ハムチーズ)、赤飯おこわむすび(2)、直巻おむすびとり五目、7Pのむヨーグルト、バナナ3本を買い込む 843円。新栃木駅で12分の接続中に軽量化だん。この12分に感謝。新鹿沼駅到着06:40。
上り基調の道を森林公園へ汗をかかない程度の運動量で進む。森林公園入口のセブンがある交差点でatkamano(隊長)さん。開口一番「走りたくないでござる〜」とな。

受付に輪行バッグと普通の着替え入りデイパックを預け、PC6へのドロップバッグは無し。顔見知りの皆さんにご挨拶。上下しっかり雨装備してますなー、竜胆さん以外は…半袖短パンです。すごい。マネできない。
さて機材は雨ブルベなのでBoardman(ディスクブレーキ)。モンベルのフロントバッグは初投入。ステムの左右に付けた補給食用バッグも初の実戦使用。コマ図は防水対策した(ビニテ+ビニール袋)iPod nano第5世代をステム真上にタイラップ固定。グローブでも使える。6月でも宇都宮ブルベで雨なので防水防寒グローブを持参。アルミホイル寝袋に加えてシルクのシュラフカバーも。シューズはGoreTex防水防寒ブーツにしたけど上からの浸水対策が不十分で結局浸水してしまった。なまじ防水ブーツなだけに上から浸水すると水が抜けずにバケツ状態になる。レインウェアは定番モンベルGoreTexとdhb eVent ショーツ。

今回想定外だったのが防水ブーツの浸水とeVentの浸水。ブーツは上から水はいると大変…と聞いていたのでブーツの口の部分〜脛をレジ袋で巻きビニールテープでグルグル巻きにしてシーリングしたつもりだったが不十分であった。eVentは使用5回目位でいままで信頼抜群なだけにサドルに当たる部分から浸水されたのでショック大きい。しばらくは雨具に多くを求めず、レーパンや防水ソックスも替えを 持つことで快適走行を維持しようと思う。

淡々と北上。途中路面の悪いところで深い水たまりを走っていたら強烈なリム打ち…のような衝撃。見えないところには何が潜んでいるか判りません。極力水たまりは避けて走りましょう。PC1セブンイレブン黒磯木綿畑店 – 10:16。7プレミアム100%アップル200ML 80円、森永たっぷりプリンカスタード 98円、フレンチトースト 128円、スニッカーズ(3) 360円。停車中にTongchaiさんに「はじめまして」される。背高い〜、俺もだけど。パンとスニッカーズをステムバッグに 放り込んで出発。先行したTongchaiさんに追いつき良いペースなのでハネの飛ばない位置でパンとスニッカーズmgmg。
鉛色の空の下をサイクリング日和とは逆立ちしても言えない日にロングライドなんて誰か同じ運命を共有している人がいなければやってやれませんw。それが例え短い距離、時間だとしても。ルートはこれまた自転車向きな戸中峠を越えて棚倉まで。棚倉って福島県なんですな。PC2ミニストップ棚倉上台店 – 12:36 110km。一本満足 128円、ふんわりバームバナナ味(2) 210円、スティックパン 98円、250%クリームONプリン 158円、ジョージアコーヒー(ホット) 120円。堀さんがちょうど出るところに到着。スタッフさんは店舗となりに簡易テントで寒そう。ご苦労様です。濡れた状態で恐縮しつつ店内でプリンを掻き込みパンをーヒーで流し込む。つぶやくためにiPhoneだしたけど手が濡れているので水滴を垂らして濡らしてしまった。これが結構後で効くのである、水気厳禁。
ぽつりぽつりと到着するランドヌール、Tongchaiさんも。スタッフさんが我々が濡らした床を拭いてくれている。本当に申し訳ない。

さーっと南下すると以前にも宇都宮で走ったことのあるコース。塙の近くを通り抜けあっと言う間に(35.2km)いつものPC3セブンイレブン大子池田松沼店 – 14:05。HEIZOSUNがアップしてくれたネットプリントでこの先のプロフィールマップを印刷 20円。すぐ先を左折してアップUPの始まり。
今回のメインディッシュ奥久慈パノラマライン。まだ元気なので上りがキツイという印象が残っていない。山の中の普段なら走らない(というか知らない)道を雨とは言え走るのは楽しい。そんな雨の中左手広いところでBBQやっている人が居るよ…羨ましい、と通り過ぎようとしたら声を掛けられた。てっきり珍しい旅人に焼きたてを振る舞ってくれるの?と思ったらシークレットだった。残念(笑。堀さんは10分ほど前に通ったという。良くないイベントでも無い限り追いつかないよなとマイペースを維持して雨に煙る山の緑を楽しみつつ進行するとパンクイベント中の堀さんに遭遇。軽口を交わして大丈夫とのことなので先行します。どうせ追いつかれるし。
正直思っていたよりは短い印象で、できれば下ってすぐ日立港なぐらいもっとパノラマラインが続けば良いのにと思った。下って街中の道は別世界だった。
堀さんがなかなか追いつかないのでセブンイレブン常陸太田はたそめ店で自主休憩 – 16:41。森永たっぷりプリンカスタード 98円、ブレンディカフェオレホット 140円。
なんてやっていたらその先でミスコース。日立港についたら堀さん到着済みでした。
PC4デイリーヤマザキ日立みなと町店 – 17:31 204.3km。フェイスタオルホワイト300円。ここは昨年9月BRM200の折り返しポイントと到着して気がついた。

堀さんをお魚センターへと誘い、海鮮丼をいただく。こんな天気のブルベで楽しい時間なんだけど長居させてしまったようで申し訳なかったと後から思った。約一時間滞在。出発時は結構暗く室内の気温に慣れたカラダには外気は冷たく感じられる。平地は堀パックで進行、プチアップダウンでちぎれて一人旅。iPod nanoの電池はPC4で切れてGPSのみ。たまたま信号待ちでとまってGPSを見たらとなりのセブンがPC5だった。危うく通り過ぎるところだった。PC5セブンイレブン笠間才木店 – 20:06。ブリトー(ハムチーズ) 210円、プレミアム100%アップル500ML 105円、フェイスタオル 294円、Tシャツ 650円。PC5にはHEIZOSUNが応援に来てくれました。直前にひょんな人の繋がりが発見できてお互いにびっくりすることが有りそんな話をしたりごく短い時間でしたが気持ちはリフレッシュできました。チェーンオイルいる?と言っていただいたのですが、下半身ずぶ濡れなのをリセットしたい一心で、今この瞬間しゃがみ込んでチェーンに向き合う気が起きず丁重にお断り申し上げました。今の目標はブルベを走ると言うより快適な乾いた衣服を手に入れること、に変わっています。

幸いルート上ですぐにコインランドリーが見つかり駆け込みます。
店内は寒くは無いので駆ったばかりのTシャツ一枚になり他は全部乾燥機へ。下も脱げるところまでは脱ぎ、レーパンはモンベルレインウェア(上)を腰に巻いて脱ぎ、代わりにeVENTショーツ(雨具)を履きます。靴の乾燥機もあるのでダメ元で入れます。レーパンの乾燥が終わったところでeVENTショーツを乾燥機へ、その間にソックスを履き次にレジ袋を履くなど結構やることがあります。天気が雨なのでお客さんも結構頻繁にやってきます。本来なら恥ずかしいのでしょうがこっちも濡れた状態から回復したい一心であまり気になりません。結局靴は全然ダメでしたが他は全乾燥できリセット完了。脚も尻も眠気も全然OKなのでこのままゴールまで走るかと思いました。この時は。

道祖神峠を越えますが、大して時間が経っていないのに股下が濡れてきます。レジ袋の脚は快適なのに。明るいところで見てみると股下部分、サドルに当たる部分から大きく浸水しています。シームテープ部分はOKなので生地そのものが水を通しているのが濡れたレーパン部分でわかります。走ること自体は別に問題ないですがあれほど時間を掛けて乾かしたにも関わらず…と言う点で凹みます。
そんな事を気にしながら上ると気がつくと頂上で下りをディスクブレーキに頼りながら慎重に下ります。途中放し飼いの犬2匹(3匹?)に追いかけられワン!と吠え返したらさらに勢いよく追いかけられて焦りました。滅多に通りませんが毎回怖いです。

下りきった後は登り無しのプロフィールをPC6まで走ります。頭に浮かぶのはこのまま走るかPC6で仮眠を取るか。脚尻睡魔は今のところ大丈夫なので悩みますが 今回輪行なので早く着いてもそのまま帰るしかありません。ゴール後まったり休めるところがありません。うだうだ悩みつつ走行。深夜走行で優柔不断しているとコンビニに吸い込まれます。セブンイレブン千代田下佐谷店 – 23:29。プレミアムシーフードヌードル 118円。
ここまでコインランドリーでだいぶ時間を使っていることもあり特に急いでゴールしても得るものは無しと判断。 セブンイレブンつくば梅園2丁目店 – 00:30。午後の紅茶オレンジ&レモン500 105円。ニットボクサーメッシュブラック 700円。PC6まで数キロで下着購入。風呂に入ったらせめて乾いた下着くらいはと。PC6大野屋旅館 – 00:50ごろ 307.9km。

スタッフさんにチェックしてもらい、濡れた雨具やヘルメット靴下を干し場に吊し、靴には用意してくれた古新聞を丸めて詰め込みます。風呂を戴きさっぱりしてシュラフカバーに上下下着のまま潜り込みます。 室内なのでこれで充分。クローズ時間の4:30ごろ人のバタバタする気配で目覚めます。起きるとすでに室内は自分だけ。ゆっくり着替えをすませ忘れ物無いように部屋を出ます。靴下はずぶ濡れのままなのでとなりのコンビニに買いに行きます。ローソン牛久中根店 – 04:46。福助リブソックス3足組 880円。シューズは期待していませんでしたが想像以上に古新聞が水分を吸ってくれてイイ感じです。古新聞侮れません。雨は上がっていて風が吹きイイ天気です。結局ゆっくり準備をして出発したのは5時すぎ。向かい風の中人気の無い道を走ります。まったりした感じでブルベを走っている気がしません。なんで今ここにいるのかもよくわからない感じです。それでも雨上がりの朝のサイクリングは悪くない気分です。乾きはじめたチェーンが小さくキュルキュル鳴いています。やはりチェーンオイルの小瓶は携行すべき。それでもNaderamanさんに教えてもらったトリフローは300km近く雨の中良く保ってくれました。

途中左のクリートが外れにくいと停まってみるとビスが一個無くなっていて他の二つもゆるんでいました。ツールを出して締め直します。右のシューズもビスは外れてないもののユルユルだったので締めておきます。向かい風に加えてロスタイムも少なくありません。
PC7のクローズは7:40ですが右手にセーブオンを発見。暑さを感じていた自転車おじさんはサンキューアイスに条件反射的に吸い込まれてしまうのであります。セーブオン結城小森店 – 07:11。オリジナルアイスバーミルク味 39円。駐車場に腰を下ろしてアイスにかじりつきながら目の前をパスしてきたランドヌールが走っていきます。アイスを食べながら見たい風景の一つ、好きな情景。
なんて感傷にひたっているとタイムアウトしてしまうのでお尻の砂を払って出発。
PC7 ローソン結城小塙店 – 07:21。ミニ三色弁当298円、ロッテグッドプライスバー 62円、ポカリスエット500ML 147円。隊長はちょうど出発するところ。他にもランドヌールの姿があって良くあるPCの光景。ちょっといつもと違うのは朝なのに倦怠感が漂っているところ。プロ野球の消化試合的ムードです。自分だけかもしれませんが。
ホントはすき家で卵かけご飯とか牛丼にタマゴ、味噌汁とか食べたいんだけどこの先出現するか不明なのと調べるのも面倒なのとさすがに腹も減っているので観念して駐車場に座って弁当を食べる人の一人になりました。

ふと目をあげるとA元さん。こっちを見た後パッタリうしろへ倒れました。眠いんでしょうね。わかります。タイムアウトしない程度にお休みくださいと念を送りました。多分気づかないでしょうけど。

ゴールまで46.5km。次回雨のブルベはどうするか(装備)、一度は自分なりに完成型と思えた装備で今回臨んだのでそれがちょっと崩れたことを反省しつつ走る。雨具の下はどうしようとかGoreTexブーツの浸水対策はどうする…とか。
壬生から先はBRM200で走ったコース。記憶も新しいので気分は終了モード。ゴールは10時少し前だったと思う。座敷で温かい味噌汁をごちそうになりつつ、とっくにゴールして帰っているかと思ったTongchaiさん、暫くしてゴールしたatkamano隊長、スタッフさんとブルベ話に花を咲かせクローズ時間までゴロゴロして帰りました。
鹿沼市内まで来ると再び空が陰ってきてポツポツ。終わってホッとしたお腹を満たすべく駅近くの蕎麦屋の暖簾をくぐります。iPhoneが水没に加え電池残がゼロで公衆電話で再び柳生駅まで迎えを頼み家路へ向かう途中で今度は加須でうどん屋へ立ち寄り日曜日を終了。雨のブルベを快適に走るのは難しい。 工夫やあきらめのしがいがあると言えば是なんだけど。まだまだ道半ばでござった。

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BRM616埼玉400kmアタック奥利根(23:53)

(まだいくつか書いて無いブルベ録があるが記憶の新しいのを先に書いてしまう。恐縮。)
今回は着替え一式以上を持ち、降ったり止んだりする雨に雨具を着たり脱いだりしながら食欲は衰えず脚も尻も特にダメージは出なかったが行田市は古代はす公園で睡魔にダウン。2時間ほど停まってゴール。以下お時間ある方はどうぞ。

前日夜…翌朝400kmブルベであるにも関わらず、NHK BS1で富士山ウルトラトレイルの放送があり早寝。2時間で起きて視聴。超ロングライドに似ていると思った…などと感慨にふけりつつ準備。再び少し寝て4:45AM起床。これで睡眠足りているかなぁ…と自走で入間のスタート地点へ向かったのは5:15AM。

一日雨予報だが降り出していないので雨具上下をライクラサコッシュに入れて斜めがけにする。これなら降り出したらすぐに着れる。初使用だが意外と邪魔にならない。

先週に引き続き今回も雨ブルベ。しかも同じ400km。先週はGoreTexブーツを履いていったが上からの浸水対策が不完全で結局水没。あれが水没してしまうとなまじ防水ブーツなだけに中が洪水床上浸水状態になる。
今回は普通の靴下にロードバイクシューズ。ただし夜間温度が下がって辛くなったら履き替えるようにSealskinz防水ソックス。他にも上から下まで一式+αを前後のバッグに詰め込んだ。先週はコインランドリーを使ったが、いつでも使えるとは限らず無駄な時間になることもあるのでいつでも使える着替えを持つ方が実用的。

ブリーフィング直前に滑り込んで受付をすませ、ブリーフィングもそこそこにトイレに向かう。うしろの方からスタートするもまだ雨具は着てない。
そういえば朝飯もまだだったと最初に現れるセブンイレブン日高下川崎店で勝手に朝食ストップ。この天気だし淡々と安全走行するつもりなので全然OK。ついでにステムバッグに入れる補給食(スニッカーズ2、ミニ羊羹2)も購入 7:10AM。

暫くすると本格的に降雨。タイヤショップの軒下を借りて上下の雨具を着る。どんどん遅くなるが、気にしてもしょうが無い。
沼田の手前までコースそのものは忘年会アタックとほぼ同じ。フラット。時々先行者に追いき抜ける人はパスして進む。R17に合流後、群馬県高崎市へ入る橋は路肩も無くすでに大型トラックも多い。チキンな自分は手前の信号が赤になったのを幸い歩道へ。橋には右側にのみ狭いが歩道がついているのでそこを走って対岸へ。
ちょっと久しぶりの前橋市内を抜けグリーンドームを過ぎ、やはり忘年会アタックのPCになっているセブンイレブンでちょっと早めの昼食。この先は寂しい道でショップもない。WATSさんも補給中。焼きそばと菓子パン、お茶など。出発後空を見て暫くは持ちそうなので雨具の下だけ脱ぐ。できるだけ乾かせるときは乾かしておきたい。

敷島駅を通過、駅前の荒井商店はおまんじゅうのお店。通るときはいつも立ち寄るが今回は補給直後でもありスルー。またの機会に是非。おすすめ。
コースは渓谷沿いの自転車向きな道を進みます – 12:04PM頃。
 

沼田市街へ直登の坂を上る手前で宇都宮スタッフの吉村女史をパス。先週は確かPC4でお世話になったのでござった。この辺までは雨予報と思えない感じ。暑くも無くちょうどいい。
沼田市を抜け、水上へ向かいだしたら降ってきた。コンビニの軒先を借りて雨具(上)を着る。お薦めの使い道ではないだろうがライクラサコッシュはこういう時の対応にも便利であった。 サクッと出してサクッとしまえる。しかも本体の体積など無いに等しい。
ちょっと上っているなぁと思ったら通過チェックの道の駅水上町水紀行館に到着。
チームメイトのはんぞーさんが来ているのは知っていたがまさか自走で来るとは思わなかった。かなりびっくり。それでもこの天気の中地元とは言え応援は嬉しい。こちら以上に気をつけて帰って貰いたいと思った。
スタッフに混じりランドヌールも結構いる。皆お昼でも食べているのだろうか…
雨具(下)を履いてスタートしたら結構まともに降ってきた。

それでも奈良俣ダムまでは感覚的に割とあっという間でダムふもとの洞元荘には家族とも仲間とも何度か来ているのでなじみのある場所。
しかし、ここから坤六峠を上るのははじめて – 2:42PM。
 

上りはじめて判るが斜度は結構な感じ、それでもまだ元気なのと渓谷沿いの道が個人的には好きなのでテンションを保って進行15km/hぐらいか。何カ所も道路陥没の補修工事で片側交互通行。それ以外は人の気配がしない。

途中の滝。こういう景色は天気に関係なく好きである。そしてそこを通る道が好きになる – 3:35PM。
峠にはEijitomさん。こんなところで会えるとは。途中まで一緒に下る。

下りながらどうやら燃料計がEmptyに近いと知る。片品入ってもロクな店は無いどころか開いている店がほとんど無い。スーパーがあったがその先のデイリーヤマザキで補給することにしてスルー。思いは同じでランドヌールでにわかPC状態のデイリーヤマザキ尾瀬大橋店で補給 4:49PM。
チキン南蛮丼、なめこカップ味噌汁、ブラックサンダー2、ふんわりバームバナナ味、水500ml。この後1100m上るとのことで食後気持ち悪くならないようにゆっくり食事。量的にはもう少し食べたかったがチョコとお菓子も持っていくので腹八分目にした。

交差点を左折すると上りがはじまる。マイペースで上るがさっきの上りのスピードが全く出ない。というかすごく眠い。食後+運動による体温上昇で眠いのかなぁと分析してもしょうが無い。クルマはほとんど通らないが車両通行帯をはみ出さないようにだけ気をつけペダルを踏んだり廻したり。
人気の無い丸沼高原(ペンション村)を通過。そういえばエクステラ(トライアスロンの山版)ってここでやるのかなぁ…などと霧で幻想的になっている風景の中をボーッとしながら通過。気がつくとボトルの水がほとんど無い。頂上が近づいた頃ロープをはった駐車場が右手に出現、水道が見えたので水をいただいた。駐車場にはまだ巨大な雪の塊が残っている。

恐らくはじめて通る金精峠はトンネルだった。多くの峠がそうであるようにトンネルは珍しくは無い。それでも初めての峠はどんな姿か一応想像してしまう。トンネルでもがっかりはしない、トンネルが無ければさらに200mほど上らされるんだろうなと思うとありがたいとさえ思う。記念に一枚。

明るいウチに下りたかったなと思っても仕方なし、ガスっていてライトの光も乱反射で視界が確保できない中をチキン走行でゆっくり下る。だいぶ下ってガスも薄くなってきた頃左側に止まっているライトを発見。大丈夫ですか〜と定番な声掛けをしてみるが、大丈夫ですが返ってこない。聞くと50kmぐらいで走行中に鹿の直撃を喰らったとのこと。経験が無いので想像がつかないが落車した直後で「痛い」を連発、実に痛そうである。千葉のPBPジャージの一人が通りかかり二人でハンドルなど修正するができることは多くない。電波が弱くスタッフに電話が通じないので下って代わりに連絡することを伝えて去った。ブルベで良かったとは本人の言だが、確かにその通りでソロライドで同じ状況だったらぞっとする。

自販機のあるところでスタッフに連絡をしてもらい、自分も温かい飲み物で一息ついた。GPSでは右に中禅寺湖が見えるが肉眼では全く見えず、いろは坂では後続のクルマを気にしながら一個ずつ慎重に下る。下りなのに美味しいと全く感じないのは急坂ならでは。馬返しまで下ってようやくホッとする。今市市内でGPSの電池交換。
PC1 266km地点到着は9:30PM頃。 あとは平地とは言え、これだけ走った感があってまだ266kmか…やはり上りが多いのはなんか違うなと改めて思う。
幸い脚も尻も自転車もトラブルは無くまだ眠いのも来てないので他の参加者と会話をしつつ補給はしっかり腹九分目。

この先「徳次郎」交差点からは東北1700最終日と同じコース。徳次郎の先でふぃりっぷさんをパスするもその先で東北1700と同じように睡魔がスタート。眠気覚ましで飛び込んだコンビニ、ファミリーマート壬生上田店でふぃりっぷさんと一緒になり眠気覚ましに一緒に走ってもらうことにした。コンビニではジョジョの奇妙な冒険バー(チョコバー)を食べ、睡魔対策の気休めにガムを噛む。

前回は向かい風きつめ。今回はほぼ無風?無風だとサクサク進みとても同じ距離を走っているとは思えない速度でPC2到着 多分2時半頃。ここでもWATSさんと遭遇。東北1700みたいだw。睡魔の足音聞こえるが行けるところまでとWATSさんを追って出発。埼玉県に入り超地元コースを走るも居眠り運転で時々クラッとなるので古代はす公園で離脱し大屋根のあるベンチに避難し、アルミホイル寝袋出す。びしょ濡れの靴下と雨具は脱いで裸足でレーパンも濡れているが魔法のように暖かい。普段なら枕にするシューズもびしょ濡れなので頭が低いが気にする間もなく寝オチしてしまった。蚊の羽音で何度か目が覚めたような気がしたが眠気が勝ちスッキリしたらあたりはすでに明るい。ハスの開花にはまだ早いが散歩の人がひとりふたり傘をもっているのが見える。

寝袋の中は汗と湿った衣類の水分でかなり結露している。内外をひっくり返して水気を払って空気を抜きながら手早く小さく畳む。はじめて使う人は一度家でやっておくとイイと思う。毎回だがこれにはお世話になっている。本当によく眠れる。先週に続きシルクシュラフカバーも持参したがあまりにも自分が濡れすぎているので使わなかった。季節的に不要だったかもしれないが、使う場所や標高によってはあって良かったかもしれない。100gでコンパクトなので使わなくても後悔しない装備と思う。


残りは40kmも無い。DRYロングTシャツを乾いたものに着替え、靴下も防水ソックスに交換。レッグウォーマーを出してレーパンも着替える。眠気解消に加え乾いた衣類の快適さは計り知れない。身も心も一新、トイレをすませ5:00AM過ぎに出発。

東松山を走る頃には軽くお腹も空いてきた。体調的には順調と言うことか。 ふんわりバームバナナ味をステムバッグから出して食べる。足りないのでブラックサンダーも。
やはり累積疲労と睡魔のない今回は東北1700最終日とずいぶん違う。あの時の自分と今の自分が同じ自転車で同じ道を走っているとは思えない。途中何人かをパスし、ゴール近くでkazuakさん達に追いついてゴール – 23時間53分。聞くとほとんどの人がゴールしているという。寝ないで走れたかもしれないけど後悔する結果になったかもしれず残40kmでも仮眠した選択はOKだったと思う。時間や他人との比較をしないで走るのは言うほど簡単では無くどうしても頭の中に思い浮かんでは一人勝手に燃えたり落ち込んだりする。

最近は「自分のブルベ」教を立ち上げ一つ一つのブルベを自分なりに納得できる満足のいく仕上げをして完結するのを信条としようと思い始めた。これは冷静に走り続けられ=カラダの声もちゃんと聞いて走るので大きなトラブルを起こさずにすむ効果もある。

とはいえ、反省点が無いわけでは無く
・前日の睡眠時間が足りてない
・チェーンオイル(小瓶)を持参すべき
は次回に活かさなければならない。
上りが多いコースなら言うに及ばず、ちょこちょこ食べながら走るのは有効で これは今後も続けたいし、お薦めしたい。何を食べるかは個人の好みだが、マイブームは「一本満足」「ふんわりバームバナナ味」「ブラックサンダー」「スニッカーズ」、ときどき「月餅」。

味噌汁を戴き、お菓子とコーラをごちそうになって記憶の改竄も一段落したところで自走で帰宅。週末の走行距離は約480km。

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雨の日ブルベの思い出

ブルベはアウトドアなイベントでしかも長時間にわたるから雨も降る。

通年で走ったのは2010年から。その中から印象深い雨の(というか辛かった)ブルベを思い出してみたい。辛かったのは総じて自分の準備不足から。

2010BRM403宇都宮300
雨降らないだろうと約2000円の名前だけはレインウェアというウィンドブレーカーだけ持って前半からすっ飛ばす。日差しも強く日中は暑いほど。ところが折り返し地点の勿来に到着する頃には雨。PCで休憩中に本振り。名前だけのレインウェアはすでにびしょびしょでズッポリ濡れております。戦意喪失でコンビニに長居して出かけられず。だんだん暗くなるので意を決して出発。700mの峠頂上は0度。その下りで手は凍傷になりかけて感覚無くなり、カラダは汗冷え。下りきったところで震えが止まらずガタガタ震えていました。道の駅のコンビニPCでカップ麵を作って外に出ると震えで中身がぼれて半分になる始末。
初めて死ぬかと思った。4月はBRM的には冬だと思い知らされました。装備を舐めていた自分を大反省した忘れられないBRM。手の神経が完全に戻るまで二ヶ月ぐらい掛かった。

2010BRM724埼玉600アタック北信
暑さとタイムアウトに追われまくった。雨は松井田まで帰ってきたところで経験したことも無いような豪雨。沿道のトウモロコシを売る小屋(無人)で勝手に雨宿りさせてもらったが小屋ごと吹っ飛ぶのではないかとマジで思った。正直怖かった。あの豪雨の中は走れないと思った。走っている人いたけど。

2011BRM423名古屋600
スタート時から雨。上も下もレインウェアを着たよ。上りで頑張っちゃって汗をかいてしまったのが原因でカラダを冷やしてしまった。それから気持ち悪い状態でずーっと走った。
時々吐いたりして。しんどかった。折り返し地点で雨が上がってコインランドリーで全乾燥。その間に風呂、仮眠、食事。体調は戻らなかったけどすれすれの状態で何とかタイムアウト15分前に気力だけでゴール。ゴールはしたが低体温状態でスタッフの車でホテルまで送ってもらうという大失態。ブルベ仲間にも迷惑と心配を掛けて、たくさん大反省したのは言うまでも無い。

2011BRM507埼玉600アタック日本海
薄着で走り気分悪くなってしまった。新潟に入って日が暮れてくるとそこはすごく寒いところで雪が残っていたのである。絶不調になった自分は居酒屋ラーメン屋さんの座敷で横になり大休憩して再スタート。雨が降ってきたのにすぐ止むだろうと踏んだところ大外れでびっちょり。PCについて寒いのなんの。なんとか乾いたヒートテックを中に着てレインウェアをまとってスタート。防水グローブの中にレインウェアの袖を入れたので水滴が流れ込んで中から水没。
代謝も落ちて体温上がらないこともあって気持ち悪くなって沿道の公衆トイレで胃液を吐く。
土砂降りの中、長岡駅前のホテルに到着。このとき着替えや追加装備をホテルに宅急便で送っておいたのでそれを受取り、衣類は全交換。チェーンオイルもバッチリ。空になった電池や装備、濡れた衣類を箱に戻してフロントから自宅へ着払いで発送。補給食も入れてあったので送った自分に感謝した。
その後は宅急便ドロップバッグは使ってないが自分からのプレゼントは旅先ではとてもありがたく心強いと思った。ひとつの手として使える。

雨の日のロングライドは辛い。100歩譲っても心躍る楽しさを見つけるのは難しい。
それでも同じゴールを目指す仲間がいるのは完全ぼっちで走るのとは違う。
楽しく走るのは無理があっても快適に走る工夫はできると思う。そう思えるだけ以前の自分よりは進化できたのでは無いかと思う。先輩達のお陰で。

…という様な経験から
ブルベの走り方」子ページに「雨の日の走り方」をまとまらない状態ですが書いてみました。
ブルベの装備」にレインパンツなど、加筆しました。
例によって参考になりそうな部分だけ拾ってください。

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